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シェイクスピアがうまれたところ
さて、4月24日はわたくしhahiuの誕生日でございました。


で、4月26日はシェイクスピアの誕生日です。
ふーおかげで田舎町のB&Bはどこも満杯!いくつも電話をかけまくって、
仕方なくユースホステル。

日本ならまだしも、イギリスの田舎は交通の便が悪いので、
辺鄙なところにあるユースには出来れば泊まりたくなかったのですが・・しかもここのユース高い。

さて、今回はカンタベリーのとき以上にひどい行程!

カーディフからロンドンまでまず3時間半、ロンドンからバーミンガムで3時間。
そしてさらにバーミンガムからローカルバスで目的のストラトフォード・アポン・エイヴォンへ!

でもバーミンガムでこのローカルバスがなかなか来ない・・・30分は遅れたな。
長距離コーチは出発時間に関しては恐ろしくキッチリなので、久々のイギリス時間。
おかげですぐ側にあったファーマーズ・マーケットを物色して、なんと長いも発見!!

誕生日に長いも買う・・・・笑。


わたくし、人生最後の晩餐は絶対にとろろかけ・麦飯ときめております。
よって即・購入!!ああ、もっと買えばよかったなぁ!
(カーディフのマーケットにもよくあるホワイトヤムなんかはとろみはそっくりだけど渋いのでそのまま食べられない)


・・・あ、そうそう、ストラトフォードの話でした笑。
シェイクスピアがうまれたところ_c0104234_326578.jpg

お写真はこちら参照。
タウンセンターの一角で、シェイクスピアの生家、ショップ、シェイクスピアセンターなどが並んでいます。

ちょっとタウンセンターを一回りし、シェイクスピアの生家だけいってみることに。
ホントは孫娘の家だとかいろいろあるんですが、駆け足でめぐるのも何なので、
今回はここだけ。

シェイクスピア関連のものはShakespeare birthplace trustという団体によって管理されているそうで、
さっそく帰ってからググってしまう。仕事募集出してないかなっ(←)。

お家の中は16世紀の時代を再現したものでいっぱい。
皮のバッグだとか、タペストリークッションだとか、もう好みのものがうはうはで大変でした笑。

時代の衣装で解説してくれるスタッフのおばあさんが可愛くて、
「団体客が控えてるんだけど、個人客の方がいいわね!うふふ!」とか言って
大サービスで長々と解説してくれました。

銅っぽいシグネットリングをつけていらっしゃって、興味津々。
ああいうのもいいなぁ。

最初に解説がはいる客間が、最古のもので、「確かにシェイクスピアが歩いたといえる唯一のフロア」といわれ、
思わずこつこつ、と足踏みする単純者であった・・・。


さて、ひたったところでいい時間。
そろそろユースにいったん行かないとーと思ったら、
シェイクスピア生誕で盛り上がるストラトフォード、パレードがちょうど始まりました。

どうもどうも!誕生日祝いありがとう!
とか都合のいいことを心でつぶやき、演奏を楽しみました。へへへ。

疲れているのに3キロ歩き倒してユースにつき、とんぼ返りでまた街へ。


そしてお待ちかねの初シェイクスピア、しかもロイヤルシェイクスピアカンパニー!
誕生日にやっていたのが喜劇でよかった・・・。

お客さんを巻き込む演劇の面白さ、ひさびさに体験しました。
最後の方で、男装のロザリンド、ロザリンドと結婚したいオーランド、男装のロザリンドに惚れた村娘(?)と村娘に惚れている村男の4つ巴+ロザリンドのお父さんが居るシーンで、

「ええと、アナタ(父)はロザリンドが明日オーランドとの結婚を望めば同意して、アナタ(オーランド)は明日ロザリンドがアナタを受け入れればここで結婚する、と。でアナタ(村娘)は私(男装)を受け入れれば私と結婚して、でも受け入れなければこの心優しい村男と結婚する、と、こういうことでいいね!?」とか2回繰り返していってるうちにややこしくて混乱して、お客も爆笑。

イギリス人なんだからみんな基本はきっと知ってるんだろうにね。
(学校で絶対習うし、エッセイも書かされる)
お約束で笑うって、案外たのしいものだなぁ。

そんなことが分かるなら、年をとるのもいいものね、、、
とか思うのが30代ってものか?ははは。


あー楽しかった!
にゃんこがシェイクスピア劇の衣装きているポストカードを買ったので、
同じく4月生まれの母に送ろうと思います。

ベッドに寝転がって、すぐそこに見える窓辺の桜をみながら手帳に思い出を書き、
翌日はお昼のパレードを見てからまたバスを乗り継ぎ・乗り継ぎで帰ってきました。

最後のカーディフ行きのコーチでは、Eチケット4つを1枚に縮小印刷してたので、
「なんだこりゃ、ぜんぶ関係してるのか!?」とスコティッシュの運転手に笑われる。
この運転手がまたおもしろくて、間違えてメガバスのお客がきたとき
「君らのバスはあっちだよ!俺の敵だよ!」とか言って案内してたり、
カーディフに着く直前のアナウンスで「荷物は忘れずにね!ところで俺、スコティッシュでね!」とか喋り始め、車内爆笑。

最後まで面白かった・・・。
そしておうちでハウスメイトに誕生日おめでとうを言ってもらい、がーっと寝ました。

さ、怒涛のおでかけ月間があと数日で終わり!
がんばって働くぞー。
by yn-cardydd | 2009-04-27 05:20 | 旅・回顧録
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